なぜFXのトラップトレードなのか?
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1.トレード手法(ループイフダン) FX, FXプライム, FXブロードネット, SBIFXトレード, トラッキングトレード, トラップトレード, ぱっと見テクニカル, 公的年金の縮小, 老後の生活, 自分年金
こんばんは。
今日は、なぜ私がFXでトラップトレードをしようと思ったか、について補足したいと思います。
つまらないかもしれませんが、しばしお付き合い下さい。
一言で言うと、前回も書きましたとおり、定年退職した後の生活に不安を覚えたからなのですが、具体的には、「公的年金の縮小」と「インフレ懸念」がポイントとなります。
まず、「公的年金の縮小」については、新聞等でも騒がれているとおり、国民年金や厚生年金といった公的年金は事前積立方式ではなく、賦課方式であり、少子高齢化で破綻するといわれています。
補足しますと、生命保険会社で契約するような私的年金は、自分の持ち分を現役時代から積み立てていき、老後に掛け金分と運用収益部分を受け取る方式で、これを事前積立方式といいます。
一方で、賦課方式とは、現役世代の払う掛け金をそのまま高齢者に年金として払う(余った分があれば運用する)方式です。
したがって、経済発展中で人員構成が若手が多く、高齢者の少ないピラミッド型であれば、複数の現役世代で一人の高齢者を支えるので問題ないのですが、少子高齢化社会では、人員構成が若手が少なく、高齢者が多い逆ピラミッド型となり、次第に一人の現役世代で一人の高齢者を支えなければならず、制度がほころび始めます。
もちろん、国も手をこまねいているわけではなく、受給開始年齢の65歳への引き上げやマクロ経済スライドの導入、税金による国庫負担割合の拡大等の手は打っているものの、想定以上に少子高齢化が進んでおり、また、経済も低迷しているため、受給開始年齢の欧米並みの67歳~70歳まで引き上げる検討を行っており、今後さらなる給付減額が想定されます。
私が65歳になるころ、きっと受け取る年金額は現在に比べて減額されているでしょうし、そもそも70歳までもらえないかもしれません。しかも、必ずしも五体満足で65歳以上まで働けるかわかりません。
なお、3、4年ほど前に週刊誌で見ましたが、公的な統計値などを基に、夫婦二人世帯で60歳時点における平均余命(男性83歳、女性89歳)まで、ある程度ゆとりのある生活を送るためには、60歳以降、約1億円必要だそうです。公的年金や企業年金、私的年金などでもカバーできない部分が約4,000万円にもなり、自助努力で定年退職までの貯金しないといけないという結論だったと記憶しています。
続いて、「インフレ懸念」については、現在、金利の代表的な指標の一つである10年国債の利回りは0.1%でおそらく最低水準と思われます。日銀は物価上昇率2%も目標とした政策をとっており(個人的には時期尚早と思いますが)、ひょっとすると、年間2%の物価上昇率が実現してしまうかもしれません。
仮にそうなってしまうと、銀行に預金していることが、実はリスクになってしまうのです。なぜなら、仮に物価が2%上昇しても、銀行の預金金利は2%も付かないからです(銀行の経費分や利益分引かれるため)。
つまりは、自分の貯金はそれほど増えないのに、物価だけがどんどん上がってしまい、相対的に貧しくなってしまいます。
以上の二つの理由から、私は資産運用の必要性を痛感しました。
さらには、分散投資の観点から海外資産でも運用したかったことと、複利を効かせた効率的な運用をしたいことからFXのトラップトレードで自分年金を作ろうと思ったというわけです。
国内株式のトラップトレードも選択肢にはありますが、最低取引単位が100株であることが多く、最低でも1万円からの取引となります。単元未満株取引も可能ですが、成行注文しかできず、指値注文ができないのでトラップトレード向きではありません。
なので、メインはFXのトラップトレードとし、余力があれば、分散投資として国内株式でスウィングトレードや長期投資するのがいいと思います。
なお、FXのトラップトレードを始めるにあたっては、使用通貨ペアは、1通貨あたりのレートが安く、金利収入(スワップ)も期待できるニュージーランドドル円とし、1通貨から取引可能なSBIFXトレードさんとぱっと見テクニカルが使用可能なFXプライムさんに口座開設し、ぱっと見テクニカルでサインが点灯したら取引量を増やすことで複利をガッツリ利かせていく方針で2018年1月中旬までやってきました。
(FX手動トラップトレード手法について(その①):http://traptrade-fx.info/fx/2017/08/22/traptrade-strategy1-2/)
(FX手動トラップトレード手法について(その②):http://traptrade-fx.info/fx/2017/09/06/traptrade-strategy2-2/)
(FX手動トラップトレード手法について(その③):http://traptrade-fx.info/fx/2017/09/08/traptrade-strategy3-2/)
手動のトラップトレードは手間がかかり、発注ミスも頻発することから、デモトレードでトラッキングトレードとループイフダンを比較検討したうえで、NZドル円を継続使用できることや南アフリカランド円等の高金利通貨も使えることから、2018年1月下旬からはFXブロードネットさんに口座を開設し、トラッキングトレードでトレードをしており、2019年4月までやってきました。
(トラッキングトレードの具体的な手法(その①):http://traptrade-fx.info/fx/2018/01/26/trackingtrade-traptrade-strategy1/)
(トラッキングトレードの具体的な手法(その②):http://traptrade-fx.info/fx/2018/01/27/trackingtrade-traptrade-strategy2/)
(トラッキングトレードの具体的な手法(その③):http://traptrade-fx.info/fx/2018/01/30/trackingtrade-traptrade-strategy3/)
さらなる収益率向上のためにはトラップトレードを機動的に停止・再開する必要があり、トレードの機動的な停止・再開が可能なループイフダンに2019年5月に移行し、ループイフダンで運用しています。トラッキングトレードとループイフダンでは手数料の面ではほぼ差がないですが、ループイフダンはトラップ幅が固定であることからトレードの開始が簡単なのが魅力です。また、トラッキングトレードでは、決済注文に必ず損切り注文が発注されてしまい、円高トレンドの際にそれらをいちいち停止するのも面倒でした。
そんな訳で、ループイフダンに移行して頑張っていきたいと思います!
以上です。
次回から、具体的なトレード手法をご案内していきます。
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