*

トラッキングトレードの具体的な手法(その1)

こんばんは。

それでは、2018年1月下旬に移行したトラッキングトレードの具体的なトレード手法についてご紹介します。
※なお、トラッキングトレードへの移行前に行っていた手動トラップトレードの手法については、以下のリンクを参照ください。
(FX手動トラップトレード手法について(その①):http://traptrade-fx.info/fx/2017/08/22/traptrade-strategy1-2/
(FX手動トラップトレード手法について(その②):http://traptrade-fx.info/fx/2017/09/06/traptrade-strategy2-2/
(FX手動トラップトレード手法について(その③):http://traptrade-fx.info/fx/2017/09/08/traptrade-strategy3-2/

 

まず、トラップトレード戦略を考えるにあたってのポイントからは「低レバレッジによる安定的な運営」「複利の利いた効率的な運用」です。

一見、矛盾しそうなことですが、両者のバランスをどう取りながらトレードするかが肝です。

まず、トレード開始時点においては口座残高がそれほど多くないことから、後者の複利の利いた運用に重きを置き、一週間当たりある程度の額を安定的に稼げるようにしていき、そこから、徐々に、前者の安定的な運営に軸足を移していきます。

簡単に補足しますと、初期の時点では、仮に急に円高局面が訪れても、口座残高がそれほど多くないため、追加で口座に入金すれば強制ロスカットを避けることが可能です。しかし、これが、運用を順調に続け、口座残高が多くなった状態で円高局面が訪れると強制ロスカットを避けるために必要な追加入金額が多くなり、容易には強制ロスカットを避けられなくなってしまいます。

じゃあ、具体的にはどうすれば?というところですが、まず、NZドル円の「何円から何円の間」「何円の幅」でトラップを仕掛けるか」を設定して取引通貨量を決定します。

結論から言いますと、70.3円から85円の間で0.35円の幅でトラップを仕掛けます。

その範囲に設定した理由については、以下のNZドル円の為替レートをご覧ください。約20年間のレートを月足チャートにしたものです。
ここ20年間ほど最高値は95円強で、最安値が45円弱であることがわかります。

それではどの範囲をカバーするかですが、ここ20年間の為替レートを参考にしつつも、多少はリスクを取って、NZドル円が85円から70円まで(黄色い線の枠内)をカバーします。また、過去の最安値である40円(赤い線)になってもロスカットされないように設定すればよいと考えます。なお、トラップの幅は手動の時の0.4円刻みから0.35円刻みに狭めて収益率を高めていこうと思います。

では、この場合で、何通貨でトラップトレードするのがベストかについてですが、トラッキングトレードは1,000通貨単位の取引となりますので、レバレッジ1倍と仮定すると何円必要かを計算しましょう。

(70.3円+70.65円+71円+・・・+84.3円+84.65円+85円)×1000通貨=

(70.3円+85円)×((85円-70.3円)÷0.35円+1)÷2×1000通貨=3,338,950円

エクセルで計算させた方が楽で間違いもないと思いますが、等差数列の和の公式を用いると3,338,950円必要となります。

実際に、70.3円から85円までNZドル円を0.35円毎に1通貨ずつ合計43,000通貨((85円-70.3円)÷0.35円+1)×1000NZドルを購入するために3,338,950円必要ということであり、それだけあれば仮にNZドルが大暴落してしまってもロスカットはされないことになります。

したがって、口座残高をこの3,338,950円で割って1000をかけた通貨量が、トラップトレードするにあたって安全性の面から望ましく、口座残高が300万円をこえたらこの計算式で算出される通貨量を超えない範囲でトレードすることとします。

しかし、口座残高が300万円に満たない状況では、そこまで石橋をたたく必要はないため、もう少し取引通貨量を増やすこととし、次回は、効率的に複利を利かせるために、口座残高に応じて取引通貨量をどのように増やしていけばいいかをご案内していきます。

※なお、トラッキングトレードのトレード手法の続きは、以下のリンクを参照ください。
(トラッキングトレードの具体的な手法(その②):http://traptrade-fx.info/fx/2018/01/27/trackingtrade-traptrade-strategy2/
(トラッキングトレードの具体的な手法(その③):http://traptrade-fx.info/fx/2018/01/30/trackingtrade-traptrade-strategy3/

 

広告

関連記事

no image

トラッキングトレードの具体的な手法(その3)

こんばんは。 今回は、前回に引き続き2018年1月下旬に移行したトラッキングトレードの具体的な

記事を読む

no image

なぜFXのトラップトレードなのか?

こんばんは。   今日は、なぜ私がFXでトラップトレードをしようと思ったか、に

記事を読む

no image

トラッキングトレードの具体的な手法(その2)

こんばんは。 今回は、前回に引き続き2018年1月下旬に移行したトラッキングトレードの具体的な

記事を読む

広告

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

広告

ループイフダン結果報告(2019/11/25-2019/12/20)

おはようございます。 かなり間が空てしまいましたが、11/25から12

ループイフダン結果報告(2019/11/11-2019/11/22)

こんばんは。 11/11から11/22までのトラップトレード結果を報告

ループイフダン結果報告(2019/11/4-2019/11/8)

こんばんは。 11/4から11/8までのトラップトレード結果を報告しま

ループイフダン結果報告(2019/10/21-2019/11/1)

こんばんは。 10/21から11/1までのトラップトレード結果を報告し

ループイフダン結果報告(2019/10/14-2019/10/18)

こんばんは。 10/14から10/18までのトラップトレード結果を報告

→もっと見る

  • 金持ち父さん見習い

    東京大学経済学部卒のサラリーマンです。
    10年ほど前に、老後の生活に不安を覚え、国内株の長期投資を始め、その後、リーマンショック後にFX取引を開始しました。
    本業が多忙であることもあり、最終的には、FXのトラップトレードでほったらかしにしながらも安定して稼げるのが一番との結論に達しました。
    ここで紹介する手法は、これまでの投資経験から考えたものですが、試行錯誤を繰り返しながらやっていくつもりです。
    また、新しくFX初心者の方を対象に、どのようにFXを学び、トレード技術を磨けばいいか、を新ブログで紹介していこうと思います。
    よろしければ、参考にしていただけたら幸いです。
    東大経済学部式FX始め方教室
  • 本ブログで実際に使用しているアイネット証券さんの口座はこちらから開設できます。
    ループイフダンといえばこの会社!!
    アイネットFX
    アイネットFX

    本ブログで実際に使用するFXプライムさんの口座はことらから開設できます。
    「ぱっと見テクニカル」が使えるのはここだけ!! FXプライムのトルコリラ
    FXプライム byGMO

    (参考)本ブログで以前使用していたFXブロードネットさんの口座はこちらから開設できます。
    トラッキングトレードといえばこの会社!!
    FXブロードネット

  • PVアクセスランキング にほんブログ村
PAGE TOP ↑