FX手動トラップトレード手法について(その1-update)
こんばんは。
それでは、FXトラップトレード手法についてご紹介します。
※なお、本手法は2018年1月8日以降採用しています。見直した当時の状況については、以下のリンクを参照ください。
http://traptrade-fx.info/fx/2018/01/08/trade-result-20180105/
※また、見直す以前の手法については、以下のリンクを参照ください。
http://traptrade-fx.info/fx/2015/11/16/traptrade-strategy1/
まず、トラップトレード戦略を考えるにあたってのポイントからは「低レバレッジによる安定的な運営」と「複利の利いた効率的な運用」です。
一見、矛盾しそうなことですが、両者のバランスをどう取りながらトレードするかが肝です。
まず、トレード開始時点においては口座残高がそれほど多くないことから、後者の複利の利いた運用に重きを置き、一週間当たりある程度の額を安定的に稼げるようにしていき、そこから、徐々に、前者の安定的な運営に軸足を移していきます。
簡単に補足しますと、初期の時点では、仮に急に円高局面が訪れても、口座残高がそれほど多くないため、追加で口座に入金すれば強制ロスカットを避けることが可能です。しかし、これが、運用を順調に続け、口座残高が多くなった状態で円高局面が訪れると強制ロスカットを避けるために必要な追加入金額が多くなり、容易には強制ロスカットを避けられなくなってしまいます。
じゃあ、具体的にはどうすれば?というところですが、まず、NZドル円の「何円から何円の間」に「何円の幅」でトラップを仕掛けるか」を設定して取引通貨量を決定します。
結論から言いますと、70.2円から85円の間で0.4円の幅でトラップを仕掛けます。
その範囲に設定した理由については、以下のNZドル円の為替レートをご覧ください。約20年間のレートを月足チャートにしたものです。
ここ20年間ほど最高値は95円強で、最安値が45円弱であることがわかります。
それではどの範囲をカバーするかですが、ここ20年間の為替レートを参考にしつつも、多少はリスクを取って、NZドル円が85円から70円まで(黄色い線の枠内)をカバーします。また、過去の最安値である40円(赤い線)になってもロスカットされないように設定すればよいと考えます。
では、この場合で、何通貨でトラップトレードするのがベストかについてですが、1通貨の場合、レバレッジ1倍と仮定すると何円必要かを計算しましょう。
70.2円+70.6円+71円+・・・+84.2円+84.6円+85円=
(70円+90円)×((90円-70円)÷0.4円+1)÷2=2,948.8円
エクセルで計算させた方が楽で間違いもないと思いますが、等差数列の和の公式を用いると2,949円必要となります。
実際に、70円から85円までNZドル円を0.4円毎に1通貨ずつ70.2円まで合計38通貨((85円-70円)÷0.4円+1)NZドルを購入するために2,949円必要ということであり、それだけあれば仮にNZドルが大暴落してしまってもロスカットはされないことになります。
したがって、口座残高をこの2,949円で割った通貨量が、トラップトレードするにあたって安全性の面から望ましく、口座残高が200万円をこえたらこの計算式で算出される通貨量でトレードすることとします。
しかし、口座残高が200万円に満たない状況では、そこまで石橋をたたく必要はないため、もう少し取引通貨量を増やすこととし、次回は、効率的に複利を利かせるために、口座残高に応じて取引通貨量をどのように増やしていけばいいかをご案内していきます。
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