トラッキングトレード（FXブロードネット）について

こんばんは。

「他のトラップトレード手法の研究」の第四弾です。FXブロードネットの「トラッキングトレード」の概要をお伝えいたします。

※「他のトラップトレード手法の研究」の記事は以下のリンクから参照できます。
http://traptrade-fx.info/fx/2016/03/22/other-traptrade-strategy-study/

FXブロードネットの「トラッキングトレード」はトラップリピートイフダン（トラリピ）と比較的似ており、投資資産額や想定変動幅等の最低限の項目を指定すれば、システムが自動的にトラップ幅を計算して繰り返し発注してくれます。トラッキングトレードは、元AKB48の大島優子さんがCMキャラクターを務める「外為オンライン」からライセンスを供与されており、同社の「iサイクル注文」と同じサービスです。

トラリピとの比較について説明すると、最初に設定した変動幅から外れた場合でも、相場を自動追従し、価格帯を自動更新しながら売買を繰り返すことができる点が異なりますが、本質的な部分では類似点が多く、実際に、2015年2月19日に、トラリピのマネースクウェアHDから外為オンラインにiサイクル注文が特許侵害にあたると差し止め訴訟を行っており、長期にわたって係争中でしたが、2017年2月10日に外為オンラインが勝訴する判決が言い渡されています。当然、マネースクウェアHDは控訴を行い、徹底的に戦うようですので、完全に安心することはできませんが、状況はかなり改善されています。
※2017年3月20日に修正しました。（参照先：http://traptrade-fx.info/fx/2017/03/20/trackingtrade-judgement/）

また、それ以外のサービスとの相違点については、ループイフダンとはエントリー幅と利益確定幅が事前に定められた売買システムから好きなものを選ぶわけでもない点が異なり、トライオートFXとは連続注文機能を使って自動売買をするわけではない点が異なります。

※FXブロードネットさんの公式HPより

続いて、トラッキングトレードの特徴についてですが、後ほど詳細については記載しますが、以下に簡単にまとめましたので、まずはご参照ください。

良い点は「取り扱い通貨ペアが多い」、「スワップポイント（金利収入）が高い」、「発注が簡単」なことで、悪い点は「ライセンスを与えられたサービスが訴訟中」、「手数料が比較的高い」ことです。

取り扱い通貨ペアについては、「米ドル円」、「ユーロ円」、「豪ドル円」、「NZドル円」、「英ポンド円」、「カナダドル円」、「スイスフラン円」、「南アランド円」、「ユーロ米ドル」、「英ポンド米ドル」、「豪ドル米ドル」、「NZドル米ドル」、「米ドルカナダドル」、「米ドルスイスフラン」、「ユーロ英ポンド」、「ユーロ豪ドル」、「ユーロNZドル」、「ユーロカナダドル」、「ユーロスイスフラン」、「英ポンド豪ドル」、「英ポンドNZドル」、「英ポンドスイスフラン」、「豪ドルNZドル」、「豪ドルスイスフラン」の２４通貨ペアとなり、これだけあれば十分すぎますね。

スワップポイント（通貨間の金利差による収入）については、2016年5月15日に調査した時点では、他社さんと比べて最高水準に設定されています。したがって、トラップトレードで買いポジションを持ち続けることとなった場合でも、毎日高水準の金利収入を享受することができます。
（ユーロの金利よりも円の金利のほうが高いため、ユーロ円については買いポジションを持った場合、損失が発生します）

発注については、「ポジションの方向（売りか買いか）」や「投資資産額」、「想定変動幅」等の最低限の項目を指定すれば、システムが自動的にトラップ幅を計算し、繰り返し発注してくれますので簡単です。また、最初に設定した変動幅から外れた場合でも、相場を自動追従し、価格帯を自動更新しながら売買を繰り返すことができます。

悪い点である、ライセンスを与えられたiサイクル注文が訴訟中である点については前述のとおりであり、訴訟結果によってはサービス停止となる可能性があります。

また、手数料については、買う場合と売る場合の価格差であるスプレッドが比較的広めで、また、１０００通貨あたり２０円の取扱手数料がかかります。トータル的には、一番手数料の高いトラリピに続く手数料水準となります。

以上より、iサイクル注文の訴訟結果いかんではサービス停止となる可能性があり、取引手数料が高めですが、取り扱い通貨ペアが２４ペアあり、注文方法も簡単で、特に最初に設定した変動幅から外れた場合でも価格帯を自動更新しながら売買を繰り返すことができるのは魅力的であると言えると思います。

※他社さんのトラップトレード概要の記事は以下のリンクから参照できます。
トラリピ
http://traptrade-fx.info/fx/2016/05/06/other-traptrade-strategy-study-trap-repeat-if-done/

ループイフダン
http://traptrade-fx.info/fx/2016/05/08/other-traptrade-strategy-study-loop-if-done/

トライオートFX
http://traptrade-fx.info/fx/2016/05/12/other-traptrade-strategy-study-tri-auto-fx/

⇒自分に一番合うトラップトレード手法はどれだろう？？『トラップトレード攻略診断』は以下のリンクから！！
http://traptrade-fx.info/fx/html/