「トラッキングトレード」のデモトレードの具体的な戦略について
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9.(参考)デモトレード戦略&運用結果 FX, FXブロードネット, NZドル円, アイネット証券, トラッキングトレード, トラップトレード, ループイフダン
こんばんは。
以前に、「トラッキングトレード」のデモトレードの戦略について公開すると書きましたが、頭の整理ができましたので公開したいと思います。
(「ループイフダン」のデモトレードの具体的な戦略について:http://traptrade-fx.info/fx/2017/11/03/loop-if-done-demo-strategy/)
まず、「トラッキングトレード」のデモトレードにおける現在の戦略の最大の課題は、『リスク管理の甘さ』でした。
デモ口座の残高は30万円しかない状態で、1,000通貨単位でトラップトレードを行うので、どうしてもリスクを抱えすぎていることになります。現在のリスクを定量的に把握するために、まずは現在のトレード戦略における収益率を見ていきます。
なお、デモトレードの設定については、以下の通り、以前から変更はありません。
・通貨ペア:NZドル円
・想定変動幅 : 936.6 PIP(2016年10月3日の直近半年間の相場から)
・対象資産 : 250,000 円
・注文数 : 31(1000通貨・買い)
・ポジション間隔 : 30.2 PIP
・最大ポジション数 : 31
結果は以下のとおりです。
・トレード期間:2016/10/3~2017/12/31(約15か月)
・決済損益:116,434円(全資産は30万円のため収益率 38.81%)
ちなみに、収益率を年率換算すると31%強といったところです。
ループイフダンのデモトレードとは逆に、やはり依然として収益率が高すぎますが、その理由は、単純に、リスクを取りすぎているからです。
それではどうしたらいいのかについてですが、まずは現在のデモトレードの設定の下ではNZドル円のレートがどこまでの円高に耐えられるかを検証します。
現在保有する最も円安・円高のポジションは、それぞれ83.805円、79.879円で、トラップ幅は0.302円ですので合計14個のポジションを保有しています。
では、実際に行っているNZドル円の本トレードと同様に考えると、口座残高が120万円に満たないのでNZドル円のレートが50円に下がってもロスカットされない必要があります。果たして現在の保有ポジションで50円の円高に耐えられるのでしょうか??結論から言うと、実は、すでに耐えられません・・・。
現在の口座残高が416,174円に対し、 50円になった場合の含み損合計額は、
{(83.805円-50円)+(83.503円-50円)+(83.201円-50円)+・・・+(79.879円-50円)}×1000通貨=445,788円と、あっさり口座残高を約3万円上回ってしまいました。
なお、現時点における取引証拠金は、
3,200円×14ポジション=44,800円
以上より、ロスカットされない含み損額は、416,174円ー44,800円=361,373円となります。
したがって、新規にポジションを立てることは不可とし、すでに保有するポジションの決済のみを淡々と行うのみで、ポジションを3つ決済出来れば、50円の円高に耐えられるようになります。
具体的には、もともと設定していたトラッキングトレード注文を削除するとともに、円高の方から3つのポジションについて、すでに発注されている決済注文の約定を待ちます。
現在の口座残高では、保有できるポジション数の最大は11個なので、しばらくは何もできません・・・。
(まあでも、軌道修正の具体的な方法がわかったので、デモトレードを行ったかいはありましたね!)
余談ではありますが、実行レバレッジが2.80倍、口座維持率が891.72%と数値だけ見ると安全そうに見えますので、ここまでのリスクを抱えていることがわかってびっくりしています・・・。トラップトレードはリスク管理が命なので、肝に銘じておきたいと思います。
それはさておき、これで「トラッキングトレード」のデモトレードの最大の課題である『リスク管理の甘さ』にある程度は対応できたと思いますが、運用結果を見てまた検証したいと思います。
また、2つのデモトレードをガチで行い、最終的にどちらを選ぶか吟味するわけですが、吟味するうえでポイントとなりそうな3点として以下を掲げていました。
(ループイフダンのデモトレードについて:http://traptrade-fx.info/fx/2017/09/15/loop-if-done-demo-result/)
・トラップトレード戦略をどう立てるか?
(通貨ペア・トラップ幅・通貨量の設定をどう行うか?)
・リスクコントロールをどうするか?
(極端な円高局面となった時にどう対応するのか?)
・手数料の扱い
(両者で手数料負担の差は大きいのか?ほぼ同じなのか?)
上記の3点のうち、上から2点については、ある程度、考察はできたと思いますが、「ループイフダン」、「トラッキングトレード」のいずれでも共通となりますので、優劣を決定づける要因とはなりませんでした。
したがって、最後の『手数料の扱い』によって、優劣が決定する可能性が高いので、この点を次回、考察していきたいと思います。
そして、「ループイフダン」、「トラッキングトレード」のいずれかへの具体的な移行方法を詰めていって、なるべく早く移行するにしたいと思います。
それと、前回、以下の記事の中で1点目の『トラップトレードの戦略をどう立てるのか?』について考察しましたが、SBIFXトレードさんで実際に行っているNZドル円の本トレードにおいても、それを反映してルールを見直したいと考えており、なるべく早く公開しようと思いますので、こうご期待!
(「ループイフダン」のデモトレードの具体的な戦略について:http://traptrade-fx.info/fx/2017/11/03/loop-if-done-demo-strategy/)
※他社さんのトラップトレード概要の記事は以下のリンクから参照できます。
トラリピ
http://traptrade-fx.info/fx/2016/05/06/other-traptrade-strategy-study-trap-repeat-if-done/
トライオートFX
http://traptrade-fx.info/fx/2016/05/12/other-traptrade-strategy-study-tri-auto-fx/
⇒自分に一番合うトラップトレード手法はどれだろう??『トラップトレード攻略診断』は以下のリンクから!!
http://traptrade-fx.info/fx/html/
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