「ループイフダン」のデモトレードの具体的な戦略について
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9.(参考)デモトレード戦略&運用結果 FX, FXブロードネット, アイネット証券, トラッキングトレード, トラップトレード, ループイフダン
こんばんは。
以前に、「ループイフダン」と「トラッキングトレード」2つのデモトレードの戦略をきちんと考えて、将来的にどちらを選ぶか吟味すると書きましたが、頭の整理ができてきたので少しずつ公開していきたいと思います。
(「ループイフダン」のデモトレードについて:http://traptrade-fx.info/fx/2017/09/15/loop-if-done-demo-result/)
まずは、口座残高が300万円あり、戦略が立てやすいアイネット証券の「ループイフダン」のトレード戦略について公開します。
以前にも収益率が少なさすぎると書きましたが、現状ではどうでしょうか?
なお、デモトレードの設定については、以下の通り、以前から変更はありません。
・通貨ペア:豪ドル円B40(買い・40銭刻み)
・最大ポジション数 :107(1000通貨)
・ポジション間隔 : 40 PIP
結果は以下のとおりです。
・トレード期間:2017/7/17~2017/10/27(約3か月半)
・決済損益:19,347円(全資産は300万円のため収益率 0.64%)
約3か月間半で収益率は0.64%なので、年率換算すると2%強といったところです。
やはり依然として収益率が低すぎますが、その理由は、取るべきリスクを取っていないからです。
それではどうしたらいいのかについてですが、まずは現在設定している「豪ドル円B40(買い・40銭刻み)」というループイフダン注文を執行するのに300万円必要かどうかを検証します。
基本的には、実際に行っているNZドル円の本トレードと同様に考えますが、本トレードでは口座残高が増えるにつれて取引通貨量を1NZドルずつ増やしていますが、ループイフダンでは取引通貨量が1,000通貨単位であることが相違します。
本トレードではNZドル円のレートが70円から90円の範囲をカバーするように取引通貨量を決定しましたが、ループイフダンのデモトレードでは豪ドル円のレートがどの範囲をカバーするようにするかを考えます。
以下の豪ドル円の為替レートをご覧ください。約20年間のレートを月足チャートにしたものです。
ここ20年間ほど最高値は105円強で、最安値が55円であることがわかります。
それではループイフダンでどの範囲をカバーするかですが、ここ20年間の為替レートを参考に豪ドル円が95円から75円まで(黄色い線の枠内)をカバーします。また、過去の最安値である55円(赤い線)になってもロスカットされないように設定します。
この時に必要となる資金額は、以下の ①と②の合計で約171万円になります。
① 最安値となった場合の含み損合計額:
{(95円-55円)+(94.6円-55円)+(94.2円-55円)+・・・+(75円-55円)}×1000通貨=153万円
② 取引証拠金(2017年11月2日時点):
3,510円×51ポジション=179,010円
したがって、「豪ドル円B40(買い・40銭刻み)」というループイフダン注文を執行するのに171万円あればよいことになります。
なお、もちろん、ここ20年程の豪ドル円のレートである55円から105円までカバーするに越したことはありませんが、それには莫大な資金が必要になり、結果として収益率が低くなってしまいます。参考までに、「豪ドル円B40(買い・40銭刻み)」というループイフダン注文で55円から105円までをカバーするためには約288万円必要になります。
たまたまですが、現在、上記のループイフダン注文一本でデモトレードを行っていますが、ここ20年程の為替レート全てをカバーできる運用をしていることになります。どおりで年利2%程度しか稼げないわけですね・・・。
以上により、カバーする為替レートを限定することで資金効率を上げることができそうです。では、残りの130万円をどのように振り分けるかですが、トラップトレードはナンピン買いでポジションを持ち続けるためスワップ収入が見込める通貨ペアが望ましいことから、ユーロ円の売りでやってみようと思います。
米ドル円やポンド円の買いは、ここ20年ほどでみると現在のレートが円安に傾いてしまっているため、カバーする為替レート幅が広くなってしまい必要資金も多くなるため見送りました。
では、豪ドル円と同様に、ユーロ円の為替レートをご覧ください。
ここ20年間ほど最高値は170円強で、最安値が90円弱であることがわかります。
それではループイフダンでどの範囲をカバーするかですが、為替レートを参考にユーロ円が140円から115円まで(黄色い線の枠内)をカバーします。また、過去の最高値である170円(赤い線)になってもロスカットされないように設定します。
この時に必要となる資金額は、以下の ①と②の合計で約153万円になります。
① 最安値となった場合の含み損合計額:
{(170円-139.8円)+(170円-139円)+(170円-138.2円)+・・・+(170円-115円)}×1000通貨
=1,363,200円
② 取引証拠金(2017年11月2日時点):
5,310円×32ポジション=169,920円
若干資金額が不足しますが、「ユーロ円S80(売り・80銭刻み)」というループイフダン注文を追加で発注して運用を継続したいと思います。
なお、ユーロ円のデモトレードの設定については、以下の通りです。
・通貨ペア:ユーロ円S80(売り・80銭刻み)
・最大ポジション数 :32(1000通貨)
・ポジション間隔 : 80 PIP
これで「ループイフダン」のデモトレードの最大の課題である『収益率の低さ』にある程度は対応できたと思いますが、運用結果を見てまた検証したいと思います。
次回には、「トラッキングトレード」のデモトレードの戦略について公開します。最大の課題である『リスク管理の甘さ』への対応がポイントです。デモ口座の残高が30万円しかない状態で、1,000通貨単位でトラップトレードを行うので、相場状況を常にウォッチして、機動的に戦略を見直す必要があります。したがって、NZドル円のレートがどうなったら、どう戦略を見直すか、を今回の考え方を応用して考えたいと思います。
※「トラッキングトレード」のデモトレードについてはこちらをご覧ください。
http://traptrade-fx.info/fx/2017/05/28/trackingtrade-demo-result/
※他社さんのトラップトレード概要の記事は以下のリンクから参照できます。
トラリピ
http://traptrade-fx.info/fx/2016/05/06/other-traptrade-strategy-study-trap-repeat-if-done/
トライオートFX
http://traptrade-fx.info/fx/2016/05/12/other-traptrade-strategy-study-tri-auto-fx/
⇒自分に一番合うトラップトレード手法はどれだろう??『トラップトレード攻略診断』は以下のリンクから!!
http://traptrade-fx.info/fx/html/
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